コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

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第111話 スーパー学生スタッフ“ほっしゃん”から学んだこと~その2~
昨日のブログではほっしゃんこと星山佳慎君の素晴らしい面を紹介しました。
しかし、これだけ素晴らしい人材でも、私との関係は良好ではありませんでした。


第8話を書いた時には気づいてなかったことです。

私は“肩書き”だけで、彼に大いなる期待を勝手にしました。
しかし星山君はほんの半年前まで四国の田舎でのんびり過ごす高校生でした。
実質、初めての仕事。
しかも何より本分は大学生です。
星山君にとっては勝手に期待されても関係のない話です・・・


しかし私はそのことに気づかず、ダイヤの原石を磨いてやる~と息巻いていました。

「お前やったらここまでできるはずやろ。ちゃんとやれや!」
「お前は仕事をなめてるからいつまでたっても上達せえへんねん!」
「星山ぁ!お前ええ加減にせえよ!何べん同じこといわせんねん!ふざけんな!」

営業中にこんな罵倒されるのは何人もいるスタッフの中で星山君ひとりです。
一緒に入っていた同じ年のスタッフが「あそこまで言わなくてもいいんじゃないですか」と
苦言を呈すほどでした。

ただし私は星山君が憎くてやっているのではなく、あくまで星山君を鍛えようと必死でした。


星山君にとってはめちゃめちゃきつかったと思います。

軽い気持ちで入ったアルバイト。
しかし、ここまでやることなすことコケ下ろされて、しかも人格にまで介入してくる。


そんな状態でお互いの信頼関係が気づけるはずがありません。


それでも星山君はちゃんと喰らいついてきました。
実力がみるみるうちについてきます。
数ヶ月するとほぼ私の期待に近い状態になり、私は星山君を信頼するようになりました。

しかし私は星山君からの信頼は得られませんでした。


その後、続々と入った新人アルバイトは、学生アルバイトできっちり仕事をこなし、
私の信頼を得ている星山君を頼りにします。
星山君は店に対して大きな影響力を持ち始めました。


そんな星山君が長期休みなどのルールを、嘘やごまかしで破るようになりました。
それでも私は認めました。
しかしそれを見ていたほかのスタッフも同じようなことを始めました。






そんな私が星山君から学んだ一番大切なこと。

それは怒鳴ったり人格にまで介入するには、相手を十分に受容しないといけないという事です。
期待をしてそれに応えさせようとするのは操作です。
操作というのはヒトとしてではなく、モノとして相手を見ているということです。
ヒトとして受容した上で、お互いに信頼関係を築き上げてから、お互いに上達を目指すということを理解しあった上でじゃないとやってはいけないということです。


ヒトとして受容するには愛情が必要です。
私には愛情が明らかに欠如していました。


愛情もなく、モノとして操作された星山君が、私に信頼や好意を持てるはずがありません。
“鏡の法則”です。




このことに気づいたのは9月の上旬でした。
それ以来、私は自分のあやまちに気づき、とにかくスタッフに対して愛情をたっぷり注ごうと決め、自分なりに努力をしてきました。


そんな折、私の体調が一時悪くなり、星山君に「もしもの時は残ってくれないか?」とダメ元で
たずねたら、星山君の返事は思いがけず「いいですよ」と二つ返事でした。


その後、検査の結果異常がないことがわかり、2人で話をした時に星山君は私に
「最近の小林さんって良いですよね」と言ってくれました。


遅ればせながらではありますが、星山君との信頼関係がはじめてできました。


経営者としてもっとも大切なものを気づかせてくれた星山君には本当に感謝しています。
もちろんその働きぶりも素晴らしかったし、仕事に取り組む姿勢も素晴らしかった。

「いろいろな仕事を経験してみたい」というのも星山君のホンネと思います。

どんどん経験して、そこで大いに勉強して、最後にもう一度とんかつ豊かに戻ってきてくれ。
学生ばかりでこれだけ真剣にお客様のことを考えて、自分の店として行動する店というのは、
他にはないよ。
その礎を築いたのは、星山君あなた自身だ。

いつでも待っているのでよろしく!
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-31 10:43
第110話 スーパー学生スタッフ“ほっしゃん”から学んだこと~その1~
このブログにも何度も登場している学生アルバイトスタッフのほっしゃんが10月いっぱいで
退社することになりました。
本人からの申し出は8月。
きちんと約束通りの円満退社です。


ほっしゃんこと星山佳慎君は大阪大学の2回生。
昨年の9月に豊かのメンバーになりました。

現役国立大学生、陸上で県大会出場レベルのスポーツマン、スラリと背が高く、ファッションセンスも悪くなく、しかも実家が飲食店経営で高校生の時から手伝っていたとのこと。


学生アルバイトに求める条件を全て兼ね備えていました
しかし、それが私の大きな期待になっていました。

入社当初のやり取りについては、ぜひ私のブログ第8話(07年6月6日)をご覧下さい。
http://tgrconsult.exblog.jp/5829904/

当初はずいぶんと伸び悩みましたが、1年経った今では作業の速度、質ともダントツです。


ほっしゃんの作業が優れている一つ目のポイントは「常に一歩先を読む」ことです。
彼はキッチンに入っているとき、お客様とホールスタッフのやりとりにじっと耳を傾けています。
そしてオーダーがはっきり聞き取れたものについては、ホールスタッフが伝票を読み上げる前に
すでに作業に入っています。
揚げ場にいるときは、すでに必要な肉が出ていて筋切りをはじめています。
盛りつけ場にいるときは、サイドメニューの準備やドリンクの準備に入っています。
そうした先読み反応はありとあらゆる場面で現れます。
なので、ほっしゃんがいるときは、キッチンはとても静かに回ります。
「○○取って」という前に、すでに出ているからです。


もうひとつは「多目的同時進行作業」です。
ポットの氷を注ぎ足すためにキッチン内を往復する間、ほっしゃんはいくつもチェックをします。
ご飯の状態、タイマーの残り時間、ダスターが乾いているか、味噌汁の火加減・・・
そしてチェックして問題があれば、即対応します。

飲食店のキッチンは想像以上にいろいろな作業が同時に進行しています。
それを少ない人数で素早く対応するのが、飲食店を繁盛させるポイントです。
「氷を入れる」というだけの目的で終わらせず、それに付随してたくさんの目的に対応することが
彼のスピードを支えています。



学生アルバイトは基本的に時間で動きます。
1時間働いてナンボです。
ゆっくり作業をしようが、急ごうが、1時間ナンボです。

しかし彼の頭にはその考えよりも「素早い提供」が占めています。
その意識はスピードよりも質に向かいます。


彼はそれらを頭で考えてやるのではなく、ほとんど無意識でやります。
まさに体得です。

仮に普通に作業をしたとしても、きっと1件あたりの作業時間の差は10秒位なのかもしれません。
確かにそうしたひとつづつの作業も重なると膨大な時間になります。
しかし、私がほっしゃんのことをスゴイと思うのは、ほんの僅かな時間でも絶対に無駄にしないという意識で常にいることです。
そしてその意識がお客様に早く提供しようという行動として現れている点です。


売上のことも常に気にかけ、
販促のことにも興味を持ち、
キッチンにいながらお客様の顔も良く覚えています。


どうやって彼の優れた行動パターンを伝えていくか・・・
そこが一番難しいところです。
もしかしたら当たり前のようにやる人、できる人の標準化というのは、
育てるのではなく、育つものなのかもしれません。


ただし、少なくとも19、20歳の男の子がここまでできたということは、
今後の教育の基本にできると考えています。



あらためて、星山君ありがとう。
君は素晴らしかった。



それにしても今日は持ち上げすぎたので、明日は落とさせていただきます(笑)
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-30 14:51
第109話 バーベキューで気づいた経営の法則
先日、近所の河川敷公園で妻と2人でバーベキューをしました。

天気の良い休日ということもあって、河川敷公園はバーベキューをしようとするグループやら
家族連れでいっぱいです。


バーベキューで一番の仕事はなんといっても炭への点火です。
私はバーベキュー用にいろいろ道具をそろえています。
ひとつはガスバーナー。
ひとつはアメリカ製の手回し式のふいごです。

バーベキューコンロに炭を高く積み上げ、1箇所にバーナーで火をつけ、小さくついた火をふいごを使って確実に点火をします。次はその対角線側で同じ作業を行い、合計4箇所で確実な点火を行います。そしてひとつひとつの火がしっかり強くなってから、うちわで一気に扇いで全体に火を行き渡らせます。
この方法を行うと、炭がムラなく焼けて結果的にバーベキューが美味しくなります。


先日もいつものように1箇所ずつバーナーとふいごを使って火をつけながら、
「これって経営と同じだ!」と思いました。


私がはじめてバーベキューをしたのは大学に入ってすぐの頃。
ホームセンターで使い捨てのコンロを買って、外で食べるおいしさにはまりました。
しょっちゅうするようになると使い捨てではもったいないのでコンロを買い、同時に炭や着火剤など
も買いました。
しかし、まったく知識のない状態でやっていますから、火をおこすのが大変です。
準備を始めてから食べ始めるまでに平均して約1時間かかります。
そのうち大半の時間を炭への点火に要します。

10年程前のこと、2時間以上かけても火がつかず、あきらめて帰りかけたことがありました。
近くでバーベキューをしていたおじさんグループがそれを見ていて火のついた炭を分けてくれた
ことがありました。

そのときにいかにもバーベキュー慣れしている渋いおじさんが、
「お兄ちゃんは火のつけ方を知らんな。全体につけようとするからいつまでたってもつかへんねん。まず1箇所に確実に火をつけるんや。その火を元にして全体に火を回すんや。大体、新聞紙と
うちわだけで火をつけるいうのはよっぽど上級者のやることやで。初心者はちゃんと道具に頼らなあかんがな」

そういって見せてくれたのがガスバーナーと手回し式のふいごでした。

その日の帰り、おじさんに売っていると聞いた東急ハンズに行って同じ道具を買いました。
ガスボンベは今ではホームセンターでも売っていますが、当時は工事現場で使うプロ用しか
売ってません。コンロよりも高い金額で買いました。ふいごもいい値段です。


その道具が使いたくてすぐにバーベキューをしました。
おじさんの言いつけ通りにやってみたら、なんと10分で炭への点火が終わりました。


今までのやり方だと始めのうちに火がついていた炭は肉を焼く頃には火力もなくなっています。
だから新たに炭を足す。その炭に点火するのに時間がかかり、うちわで扇ぐと炭の燃えカスが
舞い上がり、網の上の肉に付着する・・・落ち着いて食べることもできません。

それでも「外で食べるのって気持ち良くておいしいね~」を楽しみにするのがバーベキューなんだから気にしちゃいけない!と強がって食べていました。

しかし新しいやり方をすると、炭の状態が最高になり、注ぎ足しも要りません。
そして本当に肉の焼け方が素晴らしいのです。
コンロも炭も変わっていません。ただ点火の方法を変えただけです。
それだけで本当においしい“炭火料理”が楽しめるようになったのです。


経営も独学だけや見様見真似だけではなかなか上手く行きません。
きちんと勉強する必要があります。
そして基本は一点集中です。
何店舗も、何業種も経営している人を見て、あれなら自分にもできそうだ・・・
そんな軽い気持ちで始めて、みんな上手く行かなくなります。

何店舗も、何業種もやっている経営者は、まず1店舗1業種で強い企業体を作ったのです。
その1店舗1業種を強くすることで学んだやり方で次の1店舗1業種、さらにその次という風に広げていっただけです。

まずはひとつの火が揺るぎない強さを持って燃えるから、その火を炭全体に行き渡らせることができるのです。
しかも炭は広げて置くのではなく、できるだけ狭い面積の中に高く積み上げておくことも大切です。

経営とまったく同じです。



ふと、周りを見渡すと大袈裟なテント、パラソルまでついた大きなテーブルセット、
ずらりと並んだ立派なバーベキューコンロに、車のトランクほどありそうなでかいクーラーボックス。
しかしかっこいいアウトドアファッションに身を包んだ父親たちは火をつけるのに悪戦苦闘!!!
その周りを待ちきれない子供達がラケットやグローブを持ってはしゃぎまわっています。


道具をそろえればいいんじゃありません、
本当にバーベキューに必要な肝心な道具がおろそかになっています。


それに対して私たちは夫婦2人だけ。
テントもなければバーベキューコンロも折り畳み式の小さいもの。
レジャーシートを敷いているだけで、クーラーボックスも最小サイズ。

私たちの目的はあくまでも美味しい炭火焼を食べる「食事」なのです。

持ってきている食材も魚を中心に、キノコやナスといった野菜。
いわゆるバーベキューの食材とはまったく違います。


ビールを飲みながら炭火できれいに焼けたさんまや秋鮭を食べながら、
こんな場所で経営のことを考えているやつはおらんやろうなぁ・・・
そう思った秋の気持ちいい休日でした。
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-29 12:14
第108話 思いがけない“再会”に感動
一昨日、佐藤勝人さんのブログ「経営一刀両断」のコメント欄を見ていたら、びっくりするようなできごとがありました。

それは船井総研の時に私自身の「最後」のお客様としてお邪魔していた福島県の方からでした。

文面より

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この場をお借りして・・・

小林孝志様

小林先生、あの、以前お世話になりました、“いちご”です。
おわかりになりますでしょうか??

ご無沙汰致しております。
先生、お元気でいらっしゃいますか?
何度もお手紙を出そうかと思いました。

こちらで先生にお会いできるなんて・・・感激です。

あれから3年、何もわからない私と母に
一から教えて下さいましたね。
それがどれほど大変だったか、先生がどれほど
私たちを思って下さっていたのか、今ではよくわかります。

今私がこうして好きなことを仕事にして、
たくさんの応援してくださる方々に支えていただけているのも
先生がいてくださったからです。
母も私も本当に感謝致しております。
ずっとずっとそれをお伝えしたいと思っておりました。

もしもこちらにいらっしゃる機会がございましたら、
ぜひお店に遊びにいらして下さい。

***先生のブログの笑顔、あの頃の
先生の笑顔も私は大好きでしたが
もっともっと素敵になっていますね☆★***

長い文でたくさん場所をとってしまい、申し訳ございません。
ありがとうございました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

感動のあまり思わず涙が出そうになりました。


“いちご”さんとの出会いは本当に偶然でした。
社内にいた私の部下がたまたま電話を取ったものの、私はすでに2ヶ月先まで予定がぎっしり。
仕方なく力も技術もない部下に行かせましたが、まるでお役に立てず。

そこで私があらためて訪問するようになりました。


最初、話を聴いた時は驚きました。
“いちご”さんの店はいわゆる生地屋さんです。
しかしながらやっておられることは、失礼ながらまるで趣味の延長です。

ひとりで小さな店を切り盛りするうちは利益もありました。
そこで、もっと売れると人に言われ、大きな店に移り、人も雇いました。
そこからが大変とのこと。


私も必死です。
売上を聞くと大阪からの交通費を払うこともままなりません。
さらに船井総研の高いコンサルティングフィーです。

しかし、本を読んでとか、セミナーに出て何とかなるような状況ではありません。
徹底的に話を聴いて、できること、得意なこと、やりたいこと、そして10年後の店のイメージをまとめました。
さらにその地域住民の特性から、生地を売る店ではなく、エプロンやバッグを作って売る店にすることにしました。
まずは一番商品にするべくエプロンのスタイルを何種類作れるのか、そのスタイルごとに機能価値と客層を考えてもらい、生地の機能価値と客層についてまで徹底的に考えてもらい、それを
手書きでパンフレットに落とし込み、ポスティングもしてもらいました。


とても一生懸命の母娘にサラリーマンのご主人も応援しています。
しかしながら私のやり方は決して即効性のあるやり方ではありません。


まだ売上が上向きになる前に私は退職することになり、金銭面のことを考えて、東京で開催している宮内亨道場に通っていただくことになりました。



それから3年経ちました。
とにかく、元気に経営されていることがわかって嬉しい限りです。

そして私のやったことが間違いではなかった、それも安心しました。


経営コンサルタントの仕事とは、自分では何もしないのにお客様には押し付けます。
だからこそ、相手のことを本当に理解して、一人一人に真剣に向き合って、極めて慎重かつ大胆に、相手がよくなるための提案をしなければなりません。


ある成功パターンを切り売りするコンサルティングビジネスが主流になっていた船井総研で、
私はそれを絶対によしとしない宮内流継承者として仕事をしていました。

宮内亨氏が日頃からいっていたのは
「小林よ、コンサルタントをしていて一番良かった~って思えるのはな、何年か後に再会して、
あの時あなたに会えて良かった、と言われることなんさ。」

今、まさにその日を迎えました。


そしてその再会を取り持ったのが、宮内流継承者の佐藤勝人さんのブログだったのが、
嬉しさ3倍増です。


“いちご”さん!マジで応援しますので、またいつでも声をかけてくださいね。

またその節はほんとうにありがとうございました!!!!!!!
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-28 08:44
第107話 「本物商人佐藤勝人のエキサイティングに売れ!」で気づいたこと~5~
私が尊敬する経営者の一人であり、親友でもある佐藤勝人さん。
彼のブログから書籍化された「本物商人佐藤勝人のエキサイティングに売れ!」が
本日10月27日についに発売されます。

セミナー参加・主催や大量購入するゆとりがない私も、私なりに4日間にわたって応援の意味で
一部書籍より抜粋して内容を伝えました。


それと特別にすでに10冊を送ってもらい全スタッフに配布して読んでもらっています。
すでに一部のスタッフから著者へのメッセージと言う形で感想文も提出してもらいました。
その内容を見ると、佐藤勝人さんにはまったく面識もない、しかもビジネス書なんて手に取ったこともない大学生達が、面白がって、感動して、自分へのメッセージとして読んでいることが分かりました。
中には大学の講義よりずっと勉強になりました!なんてものもありました。


本当に素晴らしい内容の本だということが、経営者でもなく、佐藤勝人マニアでもない、若い学生達の声で明らかになりました。

この本は会社の規模・形態に関わらず経営者は何があっても読むべきです。
店長や課長といった管理職クラスも必ず読むべきです。
さらにこれから店長を目指す人、仕事を通して自分を成長させたいと思っている若手や新人、そして就職活動を控えていよいよ社会と本気で向き合う時期が来ている大学生にはぜひ読んでもらいたいと思います。



と、こんなことを我がブログに書きながら気づいたこと。

それは佐藤勝人がまさに本物商人であるということです。


まず商品に魂を吹き込んでいます。
それは自分で書いた商品だから?
もちろんそれもあるかもしれませんが、それよりも彼のブログを見てわかる行動からは、
商品化してくれた出版社に対する厚い感謝と、それに応えるべく命がけで売らねば!という熱き思いがひしひしと伝わってきます。


次にその思いを自分に関わる人に伝えているということです。
自分ひとりで頑張っても売れる数は知れています。
そこでブログを通して、買ってくれる人を集めるのではなく、売ってくれる人を集めています。
そこには「買いたい」を通り越して、「この本の存在をどんどん紹介したい!」という気持ちにさせるメッセージが日々盛り込まれています。


そして価格ではなく、価値で売ろうと考えています。
出版記念セミナーでは自分自身が販促物になりきって、商品の価値をグッと高めています。
商品の性質上、やりにくいとはいえ、値引き的な発想がありません。
私のところに送られてきた本はなんと送料950円の着払いです!
「なんじゃ、アマゾンの方が得やん!」と一瞬思ったものの、いや待てよ、発売1週間も前に苦心して商品を確保してくれたんだから、当たり前だよな、とすぐに思い直しました。
スタッフに配る時にも発売前の商品というだけで価値が高まります。
「できることはなんでもやります!」というのが彼の真髄です。



と、ここまで考えるとそれはサトーカメラの商売でまったく同じことをやっているということです。


仕入先を巻き込みながら魂を吹き込んだ商品を、

社員教育を徹底することで自分の熱き思いを伝えて売れるようにして、

11年保証をはじめてとしてサトカメで買うことで商品価値を高める。



世の中には優秀な販売員というのはゴマンといます。
百貨店でその人が店頭に立ったらある商品の売上が10倍になる!
テレビではそんな話が溢れ返っています。
カリスマ販売員・・・
いくらでもネタ切れになることなくどんどんでてきます。
それも決して否定しません。

しかし彼らの根底にあるのは目先の売上です。
店や部下やお客がどうなろうが、とにかく目の前のお金です。

それが販売員と商売人の違いです。



佐藤勝人は不世出の達人商売人です。
そして素晴らしき教育者である経営者です。
その考え方のコツがこの本には書かれています。

彼の真似をする必要はありません。
それは彼が本で書いているように「イチローのフォームを真似しても打てない」のと同じです。


ここしばらく彼のブログ「佐藤勝人の経営一刀両断」は本の話ばかりでした。
「なんだよ、今日も本の話かよ」
そう思いつつ、ずっと見ているとだんだんその気になってしまいました。
そして実際に本を手にすると、自分のブログが
「なんだよ、また佐藤勝人の話かよ」
状態になっていました。


5日間、とにかく徹してみました。
おかげさまで昨日このブログの最高アクセス件数を記録しました。


商売って、奥が深い!
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-27 09:44
第106話 「本物商人佐藤勝人のエキサイティングに売れ!」より~その4~
私が尊敬する経営者の一人であり、親友でもある佐藤勝人さん。
10月27日発売の新刊が発売されます。
10冊購入して全スタッフに配布したところ、大学生たちが「感動しました!」という感想を寄せて
います。

今日はブログの開始直後の名作より抜粋

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「ライバル“だいき”現わる!」

サトカメ本部に、私のライバル「だいき」が現われた!

妹の息子「だいき」は小学1年生の男の子。
「だいき」は私のことを「なっちゃんパパ」と呼ぶ。

今日は野球のグローブを持参して、キャッチボールを教えろというそぶりを見せながら、
私の視界内ギリギリのところでウロウロする「だいき」。

その無言の誘いに乗って私のほうから、「だいき、オジちゃんとキャッチボールするか?」
と声をかける。

待ってましたとばかりに、喜んでキャッチボールがスタートした。

しかし、「だいき」は超ヘタッピだった・・・・・・。
へなちょこボールはどこへ行くのかまったく分からない・・・・・・
我流の我流、だれにも教わっていない。それこそオレ流なんだろうね。

しかし、「だいき」本人は気づいていない。
「なっちゃんパパ」に、どうだい、うまいだろう!っていうそぶりを見せてやがる。

それを見かねた私は、

「なっちゃんパパが教えれば、『だいき』は間違いなくプロ野球選手になれるぞ!」と甘い言葉を投げかけたら、「だいき」の心はイチコロだった!

それから「だいき」に、ピッチングフォームを手取り足取り指導した。

徹底的に教えながら「実践させ」、
失敗しても「その気にさせて」、
なぜ失敗したのか「教えながら」、
くじけないように「乗せて」、
少しでもうまくできたら「誉めて」、
飽きさせないように途中で「笑いを入れる」

教える私も真剣そのものだ!

そのかいあって、真剣に学んだ「だいき」はみるみる上達。

体力も能力も何も変わっていないのに、球は速くなったし、コントロールもついてきた。

素直だから覚えるのが早い早い。


われわれは、自らが次の段階から次の段階へと常に課題を求めて登りつづけることで成長するんですよね。

「だいき」も。我流のヘタッピキャッチボールのままでは間違いなく途中で挫折するし、間違いなく途中で伸び悩むから飽きてしまうんでしょうね。

だって、経営の場合だって、「だいき」とキャッチボールと同じで、自分がヘタッピなことすらわかっていないんだからね。

意図的に教育を与えなければ、絶対に成長しないんです。

ある段階で、教育によって正確なキャッチボールを覚える。

だからみるみる成長するんですよ。
成長するから、経営だって面白いんです。

キャッチボールも、経営も、考え方でも、生活の仕方でも、企業の成長のためには経営者は、「教育を与えること」につきます。

奴隷を育てるなら、別にそんなに教育は必要ないが、自立した社会人を育てるためには、理論的に説明できるように理屈を勉強して身につけないと教えられないんですよ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この文章をはじめて読んだ時は「おっ!俺はちゃんとできてるやん!」と感じました。

しかし、その後スタッフが次々に辞めていくわ、売上は伸びなくなるわ、で
文面にある“ヘタッピキャッチボール”そのものの経営状態になりました。

船井総研にいて経営を学んだ「つもり」でいましたが、それはあくまでも販促がメイン。
野球で言うと盗塁を教えるコーチであっても、自分では野球のもっとも基本であるキャッチボールもできていなかった、ということに気づきました。


勉強をどんどんすれば成長します。
その成長の源が「興味」です。
その興味の源が「教育」です。


何らかのカタチで受動的に教育に触れることで、気づき、目覚め、上手になり、
自信を持ち、興味を持ち、成長し、勉強する。

私がはじめてアルバイトをした家電量販店でのことを思い出しました。
最初は無理やりPOPを書かされた。=教育
簡単に書けると思っていたのに書けなかった=気づき
POPが上手な人の書き方を見せてもらった=目覚め
家で新聞紙にむかって特訓をして=上手になり
みんなから上手だねと言われ=自信を持ち
自分で書いたPOPで商品が売れるようになった=興味が湧き
POP1枚で売上を変えられることを知った=成長し、
他店や他業種の店のPOPを常にチェックし反映する=勉強する


こうした仕組みは今、自店に少しづつながらもできつつあります。
しかし教育の継続という点で言うと「NO」です。

ある程度までできればそこで教育が終了してしまっています。


だからもっともっと次の段階を目指せるような教育を与えて、学校を卒業する時には
他の大学生よりもはるかに自立できているようにしてあげたい。

それが店名の由来である「店に関わる人全てを“豊か”にしたい!」のスタッフに対する思いです。



私の身代わりでとんかつを揚げられるようにだけ教えているのであれば、確かにそれは奴隷を育てていることになるよな・・・

あらためて読み直してそう気づかされた文章でした。
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-26 08:10
第105話 「本物商人佐藤勝人のエキサイティングに売れ!」より~その3~
私が尊敬する経営者の一人であり、親友でもある佐藤勝人さん。
10月27日発売の新刊が発売されます。
その前にスタッフ用として10冊購入し、私自身も読んで感じたことを発売日までシリーズで伝えて応援しようと思っています。


先日の第103話を読んだ方から素晴らしいメッセージをメールでいただきました。

文面より
「ブログ読ませていただきました。
自分のしたいことを弾圧してでも、それを平気だと思って我慢して、それを美徳と考え、
それでも強がってみせるのが大人だと思っていました。
壁にぶつかった時、頑張らなきゃ!我慢しなきゃ!って我慢することが良くないのですね。
自ずと暗くなり、全てのことに盲目になってしまいます。
それよりも人生夢見がちで、楽しまなきゃ!そう思いました。」


本当にありがとうございます!!!!!!!!!!
私よりも私が伝えたいことを上手に表現してくださって感謝です。

私にそう思わせてくれた佐藤さんの文章にはそれだけのパワーがあるということです。



今日はちゃんとブログを読んでいれば良かったと後から思った文面より抜粋

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「逃げることは恥ずかしいことではない!」


あるアソシエイト(社員)のご両親が、私のところを訪れた。

ご両親が、心配して息子に電話をしても、息子は「大丈夫だから・・・」と言う。
そして「自宅には来ないでくれ・・・」と言うとのこと。
親として、どうしたらいいのか?

最初の就職先は途中で辞めてしまい、だらしなかった息子だったが、サトカメに出会って真面目に働くことを覚えて、店長にまでさせてもらって、結婚までできて・・・。
10年もサトカメでお世話になってきたのに・・・これからというときに本当に情けない・・・。
親としてどうすればいいのか・・・を聞きに来たと言う。


そんな心配顔のご両親の顔を見て、私は笑い飛ばしてあげた!
そして私は言ってあげた!

そんなに心配することではないですよ!
息子さんは息子さんなりによくがんばっていたし、たかだか1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年
サボったくらいでどうってことありませんから、心配しないで下さい、ハハハハハ(笑)

私たちは、笑顔でいつまでも待ってますよ!


そんなに心配することはない!
彼は彼なりにがんばり過ぎた証拠ですよ。
部下育成に家庭に、そして社会的責任・・・。
だから、その反動なので心配は要りませんよ。

元々サトカメは、10年20年30年という長いスパンでアソシエイトの育成を考えていますから、
その中のたった1ヶ月サボったなんていうのは、たいしたことではありません。

それよりも今の経験は、彼の今後の財産になると思いますよ。

人間は辛くなったら逃げていいんですよ。
逃げることは最大の防御ですから。
逃げないで立ち向かうのもけっこうですが、かえってうつ病になりますから注意してください。

そこを彼は上手に逃げたわけですから、自分自身を守ったのです。

自分を守れるのは自分しかいませんから、周りがとやかく言うものではありません。


仲間の店長や部長も心配して、一所懸命関わってくれています。
彼らももう子供じゃありませんから、ひとりの大人として、社会人として戦っているんですよ。
彼らに任せましょうよ。


それが、親離れ、自立じゃないですか、それが成長じゃないですかね。


弱い奴の気持ちがわかる、芯の強い真面目な店長へと成長してくれますよ。
絶対に、この経験が人を伸ばすんですよ。
だから、逃げられるところまで逃げろ!
そして、気付いたら全速力で戻って来い!

決して遠回りじゃないから心配するな!
その挫折が、人間の幅を広げるのです。

お父さんお母さんも、どうしても心配なら、息子さんのところに顔を出して、親として心配しているところを彼に見せてあげてください。
彼は彼なりに、こんなに心配してくれている親の姿を見て気付くはずです。感じるはずですよ。


― って言ってあげた。


ご両親もホッとした顔になり、「そうですね、ありがとうございます」と言って、元気に帰って行った!



ここまで入り込むのが、中小企業ならではの人材育成方です。

大手気取りの短期的なドライな付き合いでは、普通の子は絶対に育ちません。
我々の会社に入ってくる普通の子たちを、10年20年30年という長いスパンをかけて自立できるプロに育てる。

それがサトカメ流の人材育成法ですね!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私は9月にひとりの優秀なメンバーを失いました。
有名雑誌に店が紹介されて、一気に経験したことがないような忙しさになりました。
それに対応するため頼りになるスタッフだったので毎日のようにシフトに入ってもらいました。
ハードな日々が続きました。
4人で回すべきところを、人がいないので2人で回したりしました。
結果、彼は持病の腰を悪くして歩行さえ困難な状態になってしまいました。

それでも歯を食いしばり、腰を悪くしたことに非を感じる彼。
私もそれなりにいたわったつもりで休職ということにしました。
しかしそれは名ばかりで人がいないときにこちらの都合で月に1~2回シフトを組んだ上に、
ついつい彼に以前の素晴らしい動きを期待してしまいます。

そんな状態がずるずると続き、半年近く経った今年の9月の忙しかった日曜日の4日後、
私の不在時に彼は無言で鍵と制服と退職願を置いて、店を去りました。
電話にも出ないため、私は怒り狂って
「あの野郎、逃げやがった!なんて卑怯なヤツだ!クビだ~!」
と叫んでいました。


彼は自分を守る必要があったのです。
しかし私に面と向かっていうと本音もいえず結局は説得されて仕事を続けてしまう。
だからそうするしかなかったのです。



私は店をオープンして僅か2ヶ月で入院しました。
私の場合はそうやって一度逃げたのです。

それを逃げたのではなく、立ち向かっていたと当時は感じていましたが、
彼の件があってからは、もっとも都合の良い方法で逃がしてもらったと考えるようになりました。


その後、彼とは2人できちんと話をして、私は気遣わなかったこと、
そして何よりも愛情不足であったことを彼に詫びました。

そして盛大に送別会をやって送り出しました。


彼には大学4年間勤めてもらうことを決めていたのに、わずか1年3ヶ月で去らせてしまいました。
目先の売上などにとらわれず、彼の社会人のスタートであると考えて、もっと長い目で見ていれば・・・



逃げることの必要性、
そして経営者としては逃がしてあげることも大切なことだと感じた文章でした。
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-25 16:33
第104話 「本物商人佐藤勝人のエキサイティングに売れ!」より~その2~
私が尊敬する経営者の一人であり、親友でもある佐藤勝人さん。
10月27日発売の新刊が発売されます。
その前にスタッフ用として10冊購入し、私自身も読んで感じたことを発売日までシリーズで伝えて応援しようと思っています。

今日は書籍からは外れているものの私が大きな影響を受けた06年8月5日の文面より抜粋して

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第9話 「なっち」とカラオケ店と「オヤジ」


1ヶ月に1回ぐらいのペースだが中学3年の娘「なっち」から
「ねえ~パパ~カラオケ行こうよ~」って、カラオケボックスへのお誘いを受ける。

しかし、2人だけでカラオケ店に入るのがチョッと厄介だ!
夜の9時過ぎカラオケボックスに「なっち」と「オヤジ」の2人で入店する。

私がもっとも緊張する瞬間だ!

それでなくても近頃、ロリ系だの淫行だのと危ない大人達が多いのに、
そういう大人達の視線にさらされる「なっち」を心配するのではなく、


実は、私がそう思われたらどうしよう・・・・・・・・・・・・・・・・。だった。


周囲の目を気にしながら、受け付けの店員さんにも気を使う「オヤジ」、
気づいてみたら夜のカラオケ店でサングラスなんかしている「オヤジ」、
余計、変なことに気づき慌ててサングラスを外す、
店員さんにも周りのお客さんにも
この女子中学生は私の娘であることを、
特に目が似ているところを何気に猛アピール!

更に「なっち」にも、いつものようにこの場所だけは、
「冗談でもパパとは呼ぶなよ、勘違いされるから!」
大きな声で「お父さんと呼べよ!お父さんと!」なんて、言っている。

「なっち」も私の緊張顔につられて「パパッ、あッ、あッ、お、お、お父さん!」だって。
「オヤジ」も白々しく「なっ、なつみ!どうした!」
意味もないのにやたらと呼び合う2人。


それでは、なぜ、夜のカラオケボックスなのかという事が問題だ、
「なっち」は友達とカラオケパーティーをする前に、
本番お披露目は友達とのカラオケパーティーであり
本番でのお披露目前にレパートリーを増やしたり、
色々練習をしたいらしい。


なるほど、親子で行く練習かあ。
それにしても、お酒や食事で儲けるためにカラオケパーティーばかりを狙っていないで、
みんなでワイワイばかりを狙うのもいいけど、真面目に練習カラオケも、もっと増やして欲しいなあと、感じた。

今の時代カラオケだけじゃ儲からない、って言われそうだが。

それならば、ちゃんと儲かるように料金設定すればいい。

自分の主力商品を勝手に稼げないようにしちゃったのは自分達だよね。
だってカラオケ屋の主力商品はカラオケだよ!
カラオケの音響であり、曲数であり、設備であり。

ゴルフの打ちっぱなしだって、バッティングセンターだって同じだよ、
みんなだって音響設備の良い本物のカラオケボックスで存分に練習したいよね!
気持ちよく歌手気分にもなれるだろうしね!

お酒に食事が主力商品になって、
集客商品がカラオケと逆転して成功したチェーン店が出現してからは
業界全体で全部その路線に走ってしまうあたりが
売上至上主義の社会を象徴させられるよね。

理念経営で考えるならば
「あなたの歌を育てるためのカラオケボックス」が、あったっていいんですよ。


どうしても目先の売上げばかりを追っていると、
たった一つの成功テクニックをみんなで習って
右へ習えで同じになっちゃうよね。
みんな同じ方向へ進めば最後は資本力のある会社が勝つわけよ!

もちろん商売人にとって目先も重要だが、
同時進行で我々は商売を通して長期的に自分の理念を全うしようよ!

戦略はたった3通りしか存在しない!
①差別化戦略
②コストリーダー戦略
③集中戦略

競争の仕方はたった9通り
①低価格競争
②品質競争
③立地競争
④販促競争
⑤サービス競争
⑥マネッジメント競争
⑦商品開発競争
⑧業態開発競争
⑨新フォーマット競争


一つの業種業態でも
これら3つの戦略と、9通りの競争方法があるわけだから
何もみんなでたった一つの成功法則に則って競争しなくったっていいじゃない。
商売の成功法則はたった1つじゃないんだよ。

たった1つの業種業態でも
こんなに無数の組み合わせやパターンが繰り広げられ、
いくらでも屈指すれば絶対にバッティングなんてしないんです。(^^)


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私はこのブログを読んで、自店のライバルをとんかつチェーン店と考えるのをやめました。
とんかつチェーン店をライバルと想定すると、どうしても視野が狭くなってしまいます。

価格は、品揃えは、オペレーションは・・・
やっぱり1080円の商品がないとダメなのかな?
やっぱりとんかつ以外の定食もいるかな?


カラオケ店と同じで、後発で資本力のない企業がいくら成功事例をパクっても失敗あるのみです。

3つの戦略と9つの競争方法を考えた時に、私の目の前はさーっと晴れ渡りました。
昨年8月は売上がどん底で、再入院を勧められるほど体調も不安定。

そんな中でも自分が選んだ戦略と競争方法を確信できた内容でした。


金も人材も資本は最低限の企業はどうやって勝ち残るのか?

私が船井総研在籍時にお付き合いしていた企業は、少なくとも船井総研と付き合える企業です。
私の会社はそんなゆとりはこれっぽっちもありません。

「もともと経営コンサルタントやっていたんだから・・・」
と周りは言いますが、自店のような企業と関わったことなどありません。

私がしていたのは経営コンサルタントではなく、販促コンサルタントにすぎなかった・・・
そういうことを実感しました。

たったひとつの競争法を得意としていたにすぎません。


戦略なき、競争なんてありえないのです。


何か事を起こすには戦略とその競争法が必要です。
しかしそのためには気付きが必要です。
そういったことを日々のさりげない生活の中で見出すことこそが真の経営の勉強です。


おもしろおかしい競争法。
成功事例のパクリ。
1パターンの発想とその繰り返し。


そんなことをするヒマと金があるなら、もっともっと戦略について考える機会を作るべきです。

自店の得意が自分のやりたいことと一致できるようになれれば最高ですからね。
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-24 11:03
第103話 「本物商人佐藤勝人のエキサイティングに売れ!」より~その1~
私が尊敬する経営者の一人であり、親友でもある佐藤勝人さん。
10月27日に新刊が発売されます。
その前にスタッフ用として10冊購入し、私自身も読んで感じたことを発売日までシリーズで伝えて応援しようと思っています。

まずは私が一番感動した文面より一部抜粋して

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第180話 小学6年生の授業で教壇に立つ!

今回校長先生の授業の一環で
夢教育ということで
母校OBで元PTA会長で
校長先生がサトカメファンと言うことで
もちろん校長先生とは飲み友達でもある私が
小学6年生の授業の教壇にはじめて立たせてもらいました。


授業中から・・・・・

佐藤「このクラスで頭のいい人、手を挙げて!」

1人の子が手を上げた。


佐藤「頭が悪いと思っている人、手を挙げて!」


3分の2以上の子達が手を上げた。


これが年頃の子供達の現実だと感じました。


小さな子供のうちから
でかい夢や素晴らしい夢ばかり見る事を薦められ・・
例えでかい夢を見たって
小学6年生から中学2年生の間で
まずは現実に夢破れることがある。
遅くても高校生で夢破れる人が普通です。

無理なものは無理と気づく年頃です!


だから私は子供達に言ってあげた!


おじさんはもっとバカだったから心配するな!


夢は小さくても良いから沢山持て!
でかい夢が1個というのも素晴らしいが
小さくても夢が100個もあれば楽しく生きられるぞ!


おじさんは小学校の時は学校の先生になりたいと思った。
そして、中学生の時は芸能人になりたいと思った。
高校生の頃はラジオのDJになりたいと思った。
そして、お金持ちになりたいと思った。
数えたらきりが無いくらい夢は多い
もちろん今でも夢は多いよ!


とにかく当時私はろくな努力もしなかった、
何をして良いのかもわからなかった
夢破れてどれも実現しなかったが・・・


結局は努力の仕方で形は変わるけれど
似たような事をやっている自分がいることに気づく。


夢は1個だけじゃダメだ!
余程の精神力の持ち主であれば
大きな夢に向かって一目散に進むことは素晴らしいが
それは図書館にもある世界一の話だよ!


自分が普通人だと思ったら
夢を10個でも20個でも30個でも持って
それこそ100個持て!


そうすれば挫折もせずに毎日楽しく生きられるよ!

夢が多ければ
相手を蹴り落とさずに
お互い励ましあいながら頑張ることも出来る。

夢が多ければ
相手を恨むこともライバル視することもない。


思春期で挫折を味わい屈折するのは
大きな夢を1個しか持たない人が多いんじゃないか。

または大きな夢を持たなければならないと思い込んで
悩んでいるんじゃないのか。



今はつまらなくても国語算数なんでも勉強しろ、
100点満点なんか取れなくてもいいからやれ、

君達がそんなに100点満点取りたければ先生に言え!
テストは問題を変えないで出してくれって
そうすれば100点満点なんかスグ取れるよ。

こんなテストで100点満点取ることが素晴らしいんじゃない
例え30点しか取れなくてもいい。
嫌いでもやることに意味がある。
ガキの頃から色々学ぶことに意義がある!


子供の頃から大好きなことばかりやっているのはダメ!
例えばケーキが好きだからといってケーキばかり食べていたらどうなる?
確かに君達のおじいちゃんは
毎日好きなものしか食べていないかもしれない。
それはそれでいいの。もうすぐ死ぬんだから!

しかし、君達はこれからだ、
体や脳を作る為には嫌いなにんじんでも今は食べろ!
毎日1本食べろとは言わない、一切れでも良いから食べろ!
確かに一切れ程度食べたぐらいで体に何の影響も与えないかもしれない。
しかし、ガキの頃から色々チャレンジすることに意義があるんだ!


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病気をしたり、人が辞めたり、思ったように売上が伸びなかったり、
自分は経営者には向いていないのかなぁ・・・と思い始めていた頃でした。

そうなるとまず消えていくのは「夢」です。
目の前に突きつけられる現実。
今、このときをどうするかに必死になっていると夢について考える余裕なんかなくなります。


現状を見かねた出資者でもある友人に
「俺を喜ばせるような夢と希望を語ってくれよ」
といわれたときに、私は
「夢なんて甘い言葉はいらない。俺にあるのは使命感だ!」
と答えたのを覚えています。
そしてその言葉を聞いた友人もつまらなそうな顔をしていました。


佐藤さんのこのブログを読んで、
小さな夢をいっぱい持てばいいということに気付かされました。
売上をいくらにして、何店舗持つこと!
それも確かにひとつの夢です。
しかし夢とは事業の目的さえも超えたところにある馬鹿げたものでもいいのです。
カタイ大きくも小さくもない夢をひとつしか見ないからしんどいのです。
夢はキレイ事も要らなければ、極めて個人的なことでも良い。
しかしどこかで自分の経営と結びついていれば良い。

そう思うととても楽しくなってきました。
私はもともとが妄想大好き人間。
ない話をいくらでも続けられるタイプです。


16年前、家電量販店に入社した時の新人研修で「21世紀の家電量販店のカタチ」として夢のような店を描くという時間がありました。
私は1フロア1000坪で8階建ての店を構想として提出しました。
家電フロアは3フロアで映画館と飲食店と物販店がテナントで入っている。
各メーカーがブースを持って自店の売りたい商品を展示してPRする。
それは梅田か難波のど真ん中にある。

当時は大店法の関係で150坪クラスの店ばかりの時代でした。
しかもバブルが終わり、在庫を抱えることが危険といわれていた時代です。
そんな店はありえないというのが発表していて感じた先輩社員達の反応でした。

映画館こそないもののヨドバシカメラ梅田店がそっくりそのままできました。
私のいた家電量販店の年商が180店舗で2000億というのに、ヨドバシは1店舗で1000億売るという話です。


そういうことを思い出しながら、現状に臆することなく、
バカみたいにでっかい夢と数え切れないほどの小さい夢を常に持ちつづけて、
それをスタッフに語りつづける。


それこそが経営者の使命なのだと今は考えています。
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-23 07:40
第102話 電車内での主婦の会話から感じたこと
私は本をあまり読みません。
昔から苦手なまんまです。
どんなに多い時でも月に4冊が限界。
だからいわゆる情報収集の手段としては雑誌やテレビ、さらには電車内の吊り広告や乗客の服装や仕草、会話などが中心になります。
だからそうした日常生活にも学ぶという姿勢を持ち続けています。



先日、通勤する電車の中で主婦6人組の会話が耳に入ってきました。

主婦A「この前、天王寺を歩いてたら止めてある車の下に寝転がってるおっちゃんをみつけてん。
    多分酔ってはったと思う。でも運転手が知らずに車を動かしたら絶対に頭がぐちゃぐちゃに
    つぶれると思って交番に言いにいってん。」

主婦B「なんで?そのまま起こしてあげたらいいやん」

主婦A「いやや~そんなんしてからまれたら災難やんか」

主婦C「そら、そうやな」

主婦A「でな、おまわりさんに言うたら一人では動けない規則になってるのでもう一人が来るまで
    待ってください、って言うねん。そんなん待ってる間に運転手戻ってきたらどないすんの?
    歩いて2~3分くらいのところやで。結局もう一人が来るのに10分位待ってやっと行ったら
    おっちゃんおらへんねん。私、嘘つき子ちゃんみたいな目で見られるは、どんな風に寝とった
    かとか聴かれて1時間も時間取られたんよ。サイアク~」

主婦D「私もな、先月駅前で鍵を拾ってん。で目の前交番やったし届けようと思ったらお巡りさん
    おらへんねん。不在の時は電話せえって書いてあるし、しゃあないから電話してん。
    そんならすぐに向かうから待っといてくださいって言われて、来たん15分後やで。もう2本も
    電車行ってしもうたっちゅうねん。で来てからまた住所やら家族構成やら何のために電車に
    乗ろうとしたんかとか聴かれてん。なんでそんなんいわなあかんの。拾った鍵を親切心で
    届けて1時間やで!待ち合わせしてた友達にごっつい怒られるし、私もう二度とあんなこと
    せえへんて心に誓ったわ!」

主婦全員「ホンマやホンマや~」


私も警察ではいろいろ痛い目に合っています。
もちろん善人として・・・

家電量販店に勤務していた時、通勤途上の電車で痴漢を捕まえました。
しかし繁華街の駅前でパトカーに乗せられて、周りの視線はまるで犯人扱い。
事情聴取は3時間に及び、なぜか祖父と祖母の出身地まで尋ねられました。
店は私がいないためにてんてこ舞い。
当時の店長には「もう痴漢は見逃そう・・・」といわれてしまいました

同じく家電量販店でカード詐欺を捕まえた時は2回も警察に呼び出されました。
1回目は6時から深夜1時。
2回目も9時から深夜2時。
思わず当時の店長がかわいそうやから残業つけといたるわ、というくらい。
そのときは犯人2人の年齢はどれくらいに見えた?という質問に対して26歳くらいと31歳くらいと答えたらそれが両方ずばり的中!犯人の一味ではないかと疑われるくらいのしつこい事情聴取でした。



仕事の目的はなんなのか!
公務員である警察官にはいわゆるお客様発想はありません。
主婦が心配している人の命をも後回しにしてしまうような規則。
善人をもまずは疑っての犯人探し。
関われば関わるほど、関わりたくなくなる対応は一体誰のためなんだろう。


これは商売をしていても同じ事だと思います。
まずはお客様ありきです。
その最優先順位が崩れると商売は終わりです。
店の規則?
店の押しつけ?
店は悪くない?
店の都合?

お客様に満足していただくためのルールであり、
お客様に安心・安全を約束するためのルールです。
自分達の都合にあわせたルールはいるのか?


先日の子供の件でルールを作ったけど、もしかしたら店の都合によるルールなのかな?・・・
そんなことを深く考えさせられました。


仕事には目的があります。
その目的を達成するために、目標や手段やルールがあるのです。
ところが慢心すると手段やルールが最重要になってしまいます。
「できない」と言う前になぜダメなのかを問おう。
実はできないのではなく「やりたくない」か「やっても仕方がない」か「やる方が問題になる」というのが先行しているんじゃないいか?

もう一度、自店のことを見直す良いチャンスになりました。



私がまだ21の時に、通行量の少ない細い道を原付に乗っていて警察官に呼び止められました。
「今そこの一旦停止を止まらずに行っただろ。免許証を出しなさい」
まだ若く血気盛んな私は
「あなたの仕事は暗がりに潜んで違反者を捕まえることなんですか?もしここで一旦停止を忘れる人が多いなら停止線の所に立って、ちゃんと止めて事故を未然に防ぐのが仕事なんじゃないですか?もし今、俺が事故を起こしたらあなたはなんて釈明する気ですか?」
そういうと
「うるさい奴だな。もういい、行け!」



きちんとした目的がないと、それは仕事になりません。
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-22 09:43