コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

2007年 11月 09日 ( 1 )
第118話 久しぶりのセミナー講師をやって学んだこと
昨日、兵庫県美容業環境衛生同業組合 宝塚支部様の
「秋の教育部講演会」の講師をつとめさせていただきました。


セミナー講師をするのは、船井総研を退社する2ヶ月前に勝手に「引退記念セミナー」と称して
サトーカメラの佐藤勝人さんと一緒に、福岡、大阪、東京、札幌の4会場で話して以来です。


当時は月に何度も人前に立って原稿も何もないまま話すということをしていたので、
今回もまったく緊張することもなく、とにかく今の私に伝えられることを伝えよう!と
真剣に話をさせていただきました。


参加されたのは30名以上。
大半が私よりも先輩の経営者の皆様です。
その参加者の皆さんを確認して、今日の講演テーマを
「開業当時の夢と希望に満ち溢れていた自らの始元を取り戻していただこう」
そういう風に私なりに決めて話をしました。


経営も20年30年とやっていると惰性になってしまう経営者がたくさんいます。
それでも経営をはじめるときは、本当に大変な思いをしながらも、
夢や野望や希望をかなえるために必死になって働いていたはずです。

参加された経営者の皆さんから比べると、私なんてまだまだひよっこです。
そんな私が伝えられることは、ほんの2年半前にそういう思いではじめて、成長し続けるために
日々行っていることしかありません。


それらを具体的な事例を使いながら、参加者一人一人の表情を見ながら、できる限り丁寧に、
そして分かりやすく伝えました。


約2時間という長めの時間をいただきましたが、
今の経営者であり、マーケッターとしての私の力はほぼ出し切れたと思います。



セミナーの後、参加者の皆様が
「普段やったら寝に来るようなもんやけど、今日のお話は逆に目が覚めたわ」
「人の話聴いてメモ取ったんなんて記憶にないわ。見て、ノートぎっしりになったわ」
「経営者をはじめたときの熱い思いを思い出せました。ありがとうございました」

そんな声をたくさん聴かせていただきました。
本当にありがたい限りです。



そうして会場を出るときにふと気づいたのは、
船井総研の時と比べて汗をかかなかったということです。

もちろん、立って話をするということ、さらには会場の熱気もあって、多少の汗はかきました。
しかし、船井総研の時は最初から最後まで汗だくでした。
1時間も話すとまるで風呂上りの如く、全身びちゃびちゃです。
額からぽたぽたと汗が落ち、原稿がにじんだこともあるほど。
セミナーの日は必ずYシャツの着替えを持っていかねばならないほど、大汗をかいていました。
当時、私は汗かきだから・・・と言い聞かせていましたが、
講師として話すとき以外は汗なんてかきません。



そこで感じた明らかな違い。
それは話の内容に対する私の自信です。


昨日お伝えした話は、私が実際に体験して、心の底から自信を持っている私自身からでてきた
言葉です。
しかも伝える相手に経営者として自分よりキャリアも何もかも上という敬意を持っていました。
だから一切演じることなく自分自身をさらけ出すことができたのです。


船井総研の時は違いました。
話す内容は、自分の言葉と思い込むようにしてきた受け売りの言葉です。
多くは指導先の経営者であったり、上司の宮内亨氏の言葉であったり、
ほとんど自分の言葉として話をしていませんでした。
さらには船井総研チームリーダーとして、参加者の上に立って伝えねば・・・
と必死になって優秀なコンサルタントであることを演じていたのです。

宮内氏にはいつも「不自然なことをするから汗をかくんさ」と言われました。




経営者をやって、経営というのが簡単じゃないことを思い知りました。
経営者をやって、店を維持しつづけることだけでも大変なことだと思い知りました。
できると思っていたことが全然できず、それでも失敗を繰り返しながら一歩づつ、
時には後退もしながら、前を向いて進んでいる。
そうしたことで企業の大きな看板を傘にして自分は偉いと思い込んでいたことに気づきました。

今、私自身は極めて自然体です。
何も演じる必要もなく、恥をかくことにも恐れがありません。


そのことを昨日の2時間で汗をかかなかったことが証明してくれました。
それ自体が私としてはさらに大きな自信です。


とてもありがたい機会を与えてくださったKTパームスの鶴田康聖社長に感謝いたします。
ありがとうございました。
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by tonkatsuyutaka | 2007-11-09 09:09