コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

2007年 10月 26日 ( 1 )
第106話 「本物商人佐藤勝人のエキサイティングに売れ!」より~その4~
私が尊敬する経営者の一人であり、親友でもある佐藤勝人さん。
10月27日発売の新刊が発売されます。
10冊購入して全スタッフに配布したところ、大学生たちが「感動しました!」という感想を寄せて
います。

今日はブログの開始直後の名作より抜粋

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「ライバル“だいき”現わる!」

サトカメ本部に、私のライバル「だいき」が現われた!

妹の息子「だいき」は小学1年生の男の子。
「だいき」は私のことを「なっちゃんパパ」と呼ぶ。

今日は野球のグローブを持参して、キャッチボールを教えろというそぶりを見せながら、
私の視界内ギリギリのところでウロウロする「だいき」。

その無言の誘いに乗って私のほうから、「だいき、オジちゃんとキャッチボールするか?」
と声をかける。

待ってましたとばかりに、喜んでキャッチボールがスタートした。

しかし、「だいき」は超ヘタッピだった・・・・・・。
へなちょこボールはどこへ行くのかまったく分からない・・・・・・
我流の我流、だれにも教わっていない。それこそオレ流なんだろうね。

しかし、「だいき」本人は気づいていない。
「なっちゃんパパ」に、どうだい、うまいだろう!っていうそぶりを見せてやがる。

それを見かねた私は、

「なっちゃんパパが教えれば、『だいき』は間違いなくプロ野球選手になれるぞ!」と甘い言葉を投げかけたら、「だいき」の心はイチコロだった!

それから「だいき」に、ピッチングフォームを手取り足取り指導した。

徹底的に教えながら「実践させ」、
失敗しても「その気にさせて」、
なぜ失敗したのか「教えながら」、
くじけないように「乗せて」、
少しでもうまくできたら「誉めて」、
飽きさせないように途中で「笑いを入れる」

教える私も真剣そのものだ!

そのかいあって、真剣に学んだ「だいき」はみるみる上達。

体力も能力も何も変わっていないのに、球は速くなったし、コントロールもついてきた。

素直だから覚えるのが早い早い。


われわれは、自らが次の段階から次の段階へと常に課題を求めて登りつづけることで成長するんですよね。

「だいき」も。我流のヘタッピキャッチボールのままでは間違いなく途中で挫折するし、間違いなく途中で伸び悩むから飽きてしまうんでしょうね。

だって、経営の場合だって、「だいき」とキャッチボールと同じで、自分がヘタッピなことすらわかっていないんだからね。

意図的に教育を与えなければ、絶対に成長しないんです。

ある段階で、教育によって正確なキャッチボールを覚える。

だからみるみる成長するんですよ。
成長するから、経営だって面白いんです。

キャッチボールも、経営も、考え方でも、生活の仕方でも、企業の成長のためには経営者は、「教育を与えること」につきます。

奴隷を育てるなら、別にそんなに教育は必要ないが、自立した社会人を育てるためには、理論的に説明できるように理屈を勉強して身につけないと教えられないんですよ。


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この文章をはじめて読んだ時は「おっ!俺はちゃんとできてるやん!」と感じました。

しかし、その後スタッフが次々に辞めていくわ、売上は伸びなくなるわ、で
文面にある“ヘタッピキャッチボール”そのものの経営状態になりました。

船井総研にいて経営を学んだ「つもり」でいましたが、それはあくまでも販促がメイン。
野球で言うと盗塁を教えるコーチであっても、自分では野球のもっとも基本であるキャッチボールもできていなかった、ということに気づきました。


勉強をどんどんすれば成長します。
その成長の源が「興味」です。
その興味の源が「教育」です。


何らかのカタチで受動的に教育に触れることで、気づき、目覚め、上手になり、
自信を持ち、興味を持ち、成長し、勉強する。

私がはじめてアルバイトをした家電量販店でのことを思い出しました。
最初は無理やりPOPを書かされた。=教育
簡単に書けると思っていたのに書けなかった=気づき
POPが上手な人の書き方を見せてもらった=目覚め
家で新聞紙にむかって特訓をして=上手になり
みんなから上手だねと言われ=自信を持ち
自分で書いたPOPで商品が売れるようになった=興味が湧き
POP1枚で売上を変えられることを知った=成長し、
他店や他業種の店のPOPを常にチェックし反映する=勉強する


こうした仕組みは今、自店に少しづつながらもできつつあります。
しかし教育の継続という点で言うと「NO」です。

ある程度までできればそこで教育が終了してしまっています。


だからもっともっと次の段階を目指せるような教育を与えて、学校を卒業する時には
他の大学生よりもはるかに自立できているようにしてあげたい。

それが店名の由来である「店に関わる人全てを“豊か”にしたい!」のスタッフに対する思いです。



私の身代わりでとんかつを揚げられるようにだけ教えているのであれば、確かにそれは奴隷を育てていることになるよな・・・

あらためて読み直してそう気づかされた文章でした。
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-26 08:10