コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

2007年 10月 24日 ( 1 )
第104話 「本物商人佐藤勝人のエキサイティングに売れ!」より~その2~
私が尊敬する経営者の一人であり、親友でもある佐藤勝人さん。
10月27日発売の新刊が発売されます。
その前にスタッフ用として10冊購入し、私自身も読んで感じたことを発売日までシリーズで伝えて応援しようと思っています。

今日は書籍からは外れているものの私が大きな影響を受けた06年8月5日の文面より抜粋して

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第9話 「なっち」とカラオケ店と「オヤジ」


1ヶ月に1回ぐらいのペースだが中学3年の娘「なっち」から
「ねえ~パパ~カラオケ行こうよ~」って、カラオケボックスへのお誘いを受ける。

しかし、2人だけでカラオケ店に入るのがチョッと厄介だ!
夜の9時過ぎカラオケボックスに「なっち」と「オヤジ」の2人で入店する。

私がもっとも緊張する瞬間だ!

それでなくても近頃、ロリ系だの淫行だのと危ない大人達が多いのに、
そういう大人達の視線にさらされる「なっち」を心配するのではなく、


実は、私がそう思われたらどうしよう・・・・・・・・・・・・・・・・。だった。


周囲の目を気にしながら、受け付けの店員さんにも気を使う「オヤジ」、
気づいてみたら夜のカラオケ店でサングラスなんかしている「オヤジ」、
余計、変なことに気づき慌ててサングラスを外す、
店員さんにも周りのお客さんにも
この女子中学生は私の娘であることを、
特に目が似ているところを何気に猛アピール!

更に「なっち」にも、いつものようにこの場所だけは、
「冗談でもパパとは呼ぶなよ、勘違いされるから!」
大きな声で「お父さんと呼べよ!お父さんと!」なんて、言っている。

「なっち」も私の緊張顔につられて「パパッ、あッ、あッ、お、お、お父さん!」だって。
「オヤジ」も白々しく「なっ、なつみ!どうした!」
意味もないのにやたらと呼び合う2人。


それでは、なぜ、夜のカラオケボックスなのかという事が問題だ、
「なっち」は友達とカラオケパーティーをする前に、
本番お披露目は友達とのカラオケパーティーであり
本番でのお披露目前にレパートリーを増やしたり、
色々練習をしたいらしい。


なるほど、親子で行く練習かあ。
それにしても、お酒や食事で儲けるためにカラオケパーティーばかりを狙っていないで、
みんなでワイワイばかりを狙うのもいいけど、真面目に練習カラオケも、もっと増やして欲しいなあと、感じた。

今の時代カラオケだけじゃ儲からない、って言われそうだが。

それならば、ちゃんと儲かるように料金設定すればいい。

自分の主力商品を勝手に稼げないようにしちゃったのは自分達だよね。
だってカラオケ屋の主力商品はカラオケだよ!
カラオケの音響であり、曲数であり、設備であり。

ゴルフの打ちっぱなしだって、バッティングセンターだって同じだよ、
みんなだって音響設備の良い本物のカラオケボックスで存分に練習したいよね!
気持ちよく歌手気分にもなれるだろうしね!

お酒に食事が主力商品になって、
集客商品がカラオケと逆転して成功したチェーン店が出現してからは
業界全体で全部その路線に走ってしまうあたりが
売上至上主義の社会を象徴させられるよね。

理念経営で考えるならば
「あなたの歌を育てるためのカラオケボックス」が、あったっていいんですよ。


どうしても目先の売上げばかりを追っていると、
たった一つの成功テクニックをみんなで習って
右へ習えで同じになっちゃうよね。
みんな同じ方向へ進めば最後は資本力のある会社が勝つわけよ!

もちろん商売人にとって目先も重要だが、
同時進行で我々は商売を通して長期的に自分の理念を全うしようよ!

戦略はたった3通りしか存在しない!
①差別化戦略
②コストリーダー戦略
③集中戦略

競争の仕方はたった9通り
①低価格競争
②品質競争
③立地競争
④販促競争
⑤サービス競争
⑥マネッジメント競争
⑦商品開発競争
⑧業態開発競争
⑨新フォーマット競争


一つの業種業態でも
これら3つの戦略と、9通りの競争方法があるわけだから
何もみんなでたった一つの成功法則に則って競争しなくったっていいじゃない。
商売の成功法則はたった1つじゃないんだよ。

たった1つの業種業態でも
こんなに無数の組み合わせやパターンが繰り広げられ、
いくらでも屈指すれば絶対にバッティングなんてしないんです。(^^)


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私はこのブログを読んで、自店のライバルをとんかつチェーン店と考えるのをやめました。
とんかつチェーン店をライバルと想定すると、どうしても視野が狭くなってしまいます。

価格は、品揃えは、オペレーションは・・・
やっぱり1080円の商品がないとダメなのかな?
やっぱりとんかつ以外の定食もいるかな?


カラオケ店と同じで、後発で資本力のない企業がいくら成功事例をパクっても失敗あるのみです。

3つの戦略と9つの競争方法を考えた時に、私の目の前はさーっと晴れ渡りました。
昨年8月は売上がどん底で、再入院を勧められるほど体調も不安定。

そんな中でも自分が選んだ戦略と競争方法を確信できた内容でした。


金も人材も資本は最低限の企業はどうやって勝ち残るのか?

私が船井総研在籍時にお付き合いしていた企業は、少なくとも船井総研と付き合える企業です。
私の会社はそんなゆとりはこれっぽっちもありません。

「もともと経営コンサルタントやっていたんだから・・・」
と周りは言いますが、自店のような企業と関わったことなどありません。

私がしていたのは経営コンサルタントではなく、販促コンサルタントにすぎなかった・・・
そういうことを実感しました。

たったひとつの競争法を得意としていたにすぎません。


戦略なき、競争なんてありえないのです。


何か事を起こすには戦略とその競争法が必要です。
しかしそのためには気付きが必要です。
そういったことを日々のさりげない生活の中で見出すことこそが真の経営の勉強です。


おもしろおかしい競争法。
成功事例のパクリ。
1パターンの発想とその繰り返し。


そんなことをするヒマと金があるなら、もっともっと戦略について考える機会を作るべきです。

自店の得意が自分のやりたいことと一致できるようになれれば最高ですからね。
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by tonkatsuyutaka | 2007-10-24 11:03