コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

2007年 09月 23日 ( 1 )
第86話 土曜夕方の大渋滞
昨日は店をスタッフに任せての休日。
といってもそういう時は家でのんびりとはせずに、いろいろな外食店に出かけます。
休日の外食状況を知るためには欠かせない勉強です。



以前にお昼に一度行ったことがある閑静な高級住宅街にあるおしゃれなイタリア料理店。
おしゃれな女性誌などで常連的に紹介されている有名店です。
その秘訣も感じてみたくて、予約をして出かけました。
普段なら自宅から車で30分もあれば到着します。
念のため予約した時間の40分前に自宅を出ました。


しかし、三連休初日の土曜日の夕方。
道はどこも大渋滞です。
いつもはほとんど交通量のない裏道まで車でぎっしり。
途中で電話をしようと思いましたが、家から電話をしたので電話番号が分かりません。


結局1時間以上かかって30分の遅刻です。




少し前の休日に予約時間から大幅に遅刻をされたお客様がいらっしゃいました。
その日は予約がたくさん入っていたので、
来られていないことにイライラしている自分がいました。
約40分遅れで到着されましたが、
とてもきっちりしたお客様で「遅れてすみません」とおっしゃっていただきました。
しかしながら、そのあとのお客様が気になってしまい
ゆっくりしていって欲しいと気持ちがおろそかになっていました。


実際に次のお客様が予約時間よりも5分ほど早く到着されたため、
結局20分ほどお待ちいただくことになってしまいました。




それと同じことを自分自身がやってしまいました。
悪気は全くありませんでした。
しかしお店に対して申し訳ない気持ちになりました。
お店はたまたまそれほど混み合った状態ではなかったのですが、
それでももしかしたら来ないんじゃないだろうかと不安になられたと思います。


そのお互いの気持ちがよく分かりました。
遅れることは良くないのでしょうが、不測の事態で遅れた場合に対応できるだけの
ゆとりを準備しておくことも重要です。
このイタリア料理店も、当店も生理的な食事を食べさせる店ではなく、レジャー的な店です。
ゆっくりと寛いで、食事を楽しんでいただくことがコンセプトです。

次の予約を取る時間を少しゆとりを持つだけで、遅れたお客様も、次の予約のお客様も嫌な思いをせずに済んだはず。
ただでも予約をしていただいてとんかつを食べに来ていただけること自体がなんと「有り難い」ことであるかを再認識させられました。



大幅に遅れたのも関わらず、イタリア料理店では嫌な顔一つせずに席に案内してくれました。
そしてものすごい数のレパートリーがあるメニューをひとつずつとても丁寧に説明してくれました。
なんとメニューを決めるだけでも30分以上の時間を付き合ってくれました。

メニューを選ぶ時点で満足度はもうピークに達しています。
運ばれてくる料理がまたバツグンだったのでもう感動レベルです。

そうして大満足のディナーを終えて出されたコーヒーを飲んでいると、ホールスタッフの方が
「とても上手なメニュー選びをされていましたが、飲食店関係のお仕事をされているんですか?」
と聞いてこられました。

「はい、とんかつ屋さんをやってるんですよ」
そう答えると、

「とんかつ屋さんといえば、箕面にある有名な店でイベリコ豚のとんかつを食べられるそうですね。僕の彼女がすぐ近くのケーキ屋さんに勤めていて何度も行ってるんですが、美味しい美味しいといってるんですよ。僕も一度行きたくて行きたくて。確か店名が・・・」

「とんかつ豊かですか?」

「そうです、そうです。よくご存知ですね。うちのシェフも一度行きたいと言ってました」




世の中はとても狭いものです。
逆にこんな有名店のシェフに知っていただいてるだけでも、とても幸せな気分になれました。
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by tonkatsuyutaka | 2007-09-23 10:36