コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

2007年 07月 04日 ( 1 )
第29話 教え、教えられ・・・
先日、船井総研時代のお客様で、九州のめがね店経営者様からお電話をいただきました。

新たにチラシを作ろうと印刷会社との打ち合わせ中に
私のコンサル先だった印刷会社の部長様からこのブログの話を聴き、
どんなもんか見たら頑張ってそうなので嬉しくなって電話をした!とおっしゃっていただきました。


この社長様とお会いしたのは船井総研に入って3年目の頃、
私が主催した売り場セミナーにスタッフの方が参加していただいたことがきっかけでした。
その後、お会いすることになったのですが、当初約束していた時間に私の都合が悪くなり、
日と場所を改めるもまたまた私の都合で会えずじまい。
3度目の約束でようやく博多駅前のファミレスでお会いしたら一瞬にして意気投合。



もともと眼鏡の移動販売をされていたのですが、初めて店を出すので、店作りを含めてサポートをして欲しいという依頼を受けて、お付き合いが始まりました。
熱き情熱を燃やす行動力バツグンの社長とは、幾度となく対立することもありましたが、
なんとかオープンにこぎつけました。

オープンのチラシは最高の出来栄えでした。

顔の形ごとに商品の価値と価格の関係を明確にした品揃えを行い、
店のサービスと経営方針をイラスト入りで分かりやすく示し、
周辺の店を社長自ら1軒ずつ取材して回った情報をイラスト入りの手書き地図にしました。

オープン記念品は当初、店のロゴ入りの時計にしようかとか迷っておられましたが、
住んでいる人の暮らし振りをチェックしようと車で一緒に見て回りました。
すると庭付き一戸建てばかりであることが分かったので、花の苗をたくさんそろえて抽選会をすることにしました。
これが大ヒット!4日分揃えたつもりの苗が初日になくなるほど大勢のお客様に来ていただきました。もちろん売上もオープニング予算を大きく上回る大盛況でした。


その後、相次ぐ大手チェーン店の出店もあり、しばらく低迷の時期が続きましたが、
今は移動販売と店舗販売のメリットを取り入れた見事なまでのフットワークの軽さを生かし、
また価値訴求型のチラシを定期的に継続された結果、
大手には絶対に真似の出来ない超地域密着戦略で繁盛店となられたそうです。
全国チェーン店や均一価格の激安店が乱立する中で、郊外の個人単店めがね店というのは本当に厳しい戦いを強いられていますが、数少ない成功店舗です。


資金繰りが苦しい中でも大阪から私を呼んで、一緒に売上アップについて真剣に考えてきた同志です。チラシや品揃えや店作りや人の問題までも、一緒になって時間を忘れて考えました。



そんな社長様から2年ぶりの電話の中で
「今があるのは本当に小林さんのおかげたい。紙はボロでもいいからチラシを続けろといってくれて、その通りにやってようやく根がはった。本当にありがとう!」

と言っていただきました。熱き男のこの熱きメッセージは本当に心が洗われました。
コンサルタント冥利に尽きるとはこのことです。


そして今、自分自身にそのときの経験が返ってきています。
一から店を作り運営していくことにコンサルタントとして教えた部分と、逆に教わった部分。
今、考えると明らかに後者の方が大きいと思います。
感謝するべきは私のほうです。



また昨日は、やはり売上アップのお手伝いを何年もさせていただいたとんかつ専門店の経営者様とも話しをする機会がありました。
私にとんかつ専門店の運営ノウハウを全て教えてくださった恩人です。
私が不義理なことをしたことでお叱りをいただきながらも、あらためて私に経営者としての在り方を認識させていただきました。



コンサルタントという仕事は教える仕事ではありますが、教わる仕事でもあります。
経営者という仕事も教えていながら、実は教わっていることばかり。
そして教わったことを教えることで、またさらに教わることができます。



2日連続で船井総研時代にとても懇意にさせていただいた二人の熱き経営者に力をもらい、
相手と真剣に関わることの大切さをあらためて感じました。



さぁ、二人に負けてらんないぞ!


そしてもうひとり、
栃木の熱きカメラ屋さんにもね。
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by tonkatsuyutaka | 2007-07-04 07:02