コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

第113話 賞味期限切れ?
今、世の中で一番の流行は賞味期限切れ、消費期限切れ、またはその改ざん・・・
世の流れというものは怖いもので、わが店の学生スタッフの皆さんもあらゆる食材の期限表示に
とても敏感になっています。
それはとてもありがたい話です。


確かにメーカーの姿勢として問われると赤福のやり方はやってはいけないことです。
しかし30年以上もそのやり方で1件の事故もなかったことを考えると、
そもそも表示自体に問題があるのでは?と思わざるを得ません。
もし表示してもいい消費期限が2日ではなく5日なら・・・
そんな風に思ってしまいました。


当店の食材は基本的に無添加ですので、すべてにおいて“足の早い“食材ばかりです。
ところが、ある食材のメーカー担当の方に聞くと、この表示から3日は全く問題ないのですが・・・
といわれました。
通常の消費期限が1週間程度の食材が店に2日後に入ってきたらあと5日しか持たない。
しかしメーカーのテストではあと8日は持つことがわかっている・・・
仕入計画から廃棄ロスまで含めると大きなリスクを背負っています。


しかし本当の問題点は未開封品の消費期限ではなく、開封後の問題の方が大きいはず。
1年もつ瓶詰めの食材も表示を見ると「開封後は要冷蔵の上、早めにお召し上がりください」と
あります。
早目というのは2~3日のことを言います。


人には視覚、嗅覚、味覚という感覚機能が付いています。
どんなものでもある程度はその3感で食べていいかどうかの判断はできるはずです。


飲食店や食品メーカー、食料品スーパーには販売する責任があります。
お客様の安全と安心は何があっても絶対に守らねばなりません。
それは消費期限の問題だけではなく、扱い方のほうが大きく影響します。
どんなに新鮮な食材だって、炎天下に放置してしまえばあっという間に傷みます。
でも消費期限は守られている・・・


デジタル化できる部分とアナログの部分とのはざまで、全く問題のない食材が次々に廃棄され、
本当は危ないものを口にしているかもしれない。
そんなことをふと考えてしまいました。





関西で赤福を売っていない土産物売り場は、まるで野菜コーナーがないスーパーマーケットの
ようです。
誰も健康的被害を受けていない今回の事件の被害者は、赤福を買えなくなった消費者なのかも
しれません。


お客様に健康的、身体的な被害を負わせないということは当然のことながら、
食べたいのに食べられないというようなことにならないように、
スタッフには表示のチェックと色、匂い、味のチェックを徹底しようと思いました。



ちなみに先日は“賞味期限”が切れた温泉玉子が20個発生しました。
スタッフに「持って帰る?」と聞くと大喜びです。
「一応は今日までになってるからね。」というと「そんなの全く気にしません!」・・・


その日、私は家に帰って久しぶりにウスターソースを使いました。
消費期限を見ると“1998年5月  開封後はお早めに”!!!!
思わず「うわぁ~すげ~」とうなってしまいました。
前に使ったのはいつだろう、3年は経ってるよな。
全く気にすることもなく、普通に美味しく頂きました。
まだ2/3くらい残っています。
これ使い切るのは2030年くらいか・・・+
その時は60歳になってるんだ・・・


妙に感慨深い食事になりました。
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by tonkatsuyutaka | 2007-11-03 17:15
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