コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

第81話 引き出しの使い方
毎日のように自店の情報をインターネットで検索をしています。
どんな評価をされているのかチェックするためです。
いつもそんなことをしながら、恐ろしく便利な世の中だと思います。

ちょっと前まではアンケートで知ることしかできなかったこと。
それが良い悪いは別にして公共の場で公開されているのです。
写真までつけてブログを書くというのは、エネルギーの要ることです。
良い情報、悪い情報を含めて、店にとってはとてもありがたい限りです。




情報の引き出しがたくさんあればあるほど、経営の評価について判断材料になります。
開ける、開けないはその経営者の自由です。
その引き出しを開けて、自分の引き出しにしまうかどうか。
それも全く自由です。


私はありとあらゆる情報を引き出しにしまっていくのが好きです。
チラシやパンフレットといった形のあるものはファイル入れへ、
人の話や本の内容は手帳や携帯のメモへ。

そうして情報を貯めています。


しかし肝心な時にどこにあるかが分からない・・・
存在そのものを忘れていることもあります。


なので逆にそうやって集めた情報を定期的に眺めるようにしています。
そうして引き出しの中身をチェックして、今、必要と思える情報があるかを確認していきます。



問題はその使い方です。
以前、コンサルタントをしていた時はこれらの引き出しを開けるときには
「知識」としての利用がほとんどでした。

こんな話がある。こうやって成功した人がいる。

それを人に伝えるのが主な利用方法です。
ゆえに一般論的な表現になっていたのだと思います。



今、経営者となってからは情報がただの知識ではなく自分の経験に変えられることが分かりました。誰かの意見をそのまま引き出しにしまうのではなく、自分の実践経験に基づいて変換してしまえるようになりました。

そして経営者になって会う人の意見の質が大きく向上しました。

家電量販店時代に店長会議で聞いた情報。
コンサルタントになってさまざまな経営者から聞いた情報。
そして経営者になってから聴く情報。


全てが大きく変わりました。


そして人の話を聴いた時に自分の引き出しとリンクする力が付いているのを実感しています。
それはおそらく自分独自の情報として引き出しにしまうことができているので、
わざわざチェックしなくても、必要な時にスッと出てくるようになっているからだと思います。


先日も経営者同士で話をしている時に、明らかに自分の言葉で意見を言ったところ、
明らかに自分よりも実績も何もかもうえの経営者に「良いこと言いますね」と言っていただけました。

人の言葉がすぐに自分の引き出しの中にある情報と反応を起こし、
自然と自分の言葉でアウトプットできている。
コンサルタント時代にはなかった能力が身に付きつつあります。
こうしてブログを書いていることもその訓練のひとつになっているのかもしれません。



相変わらず情報収集は大好きです。
でも引き出しにしまうものは少しずつ制限できるようになりました。
なんでもかんでも徹底的に置いておいた経験があるから出来ることです。


そうやって常に自分の引き出しを満タンにしておくことが、
経営においてとても重要なことだと思います。




ただし、
左手に御飯茶碗を持ちながら
「えーっと、あれ、あれ。あれはどこに行った?」と慌てている私に、
「しゃもじなら、さっき中に入れてはりましたよ」
と冷静に答えるスタッフ。


引き出しがいっぱいでオーバーフロー?

ただの老化現象?
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by tonkatsuyutaka | 2007-09-17 10:55
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