コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

第31話 新商品デビュー!
第3話で書いた今月の目標であった新商品をいよいよ週明けから販売します。

その名は「とっても豊かなディナーコース」です。

東京ではとんかつをコースで食べさせる店は少なからずありますが、関西では豚肉料理店などを除いたとんかつ専門店ではとんかつ豊かが初だと思います。

前菜として「世界3大生ハム」を一皿で提供します。
見た目はあまり変わらないのに、味は見事に違うものです。
そしてどれもそれぞれにとても旨い!さすが世界3大といわれるだけのことはあります。

次に「フライド・ピンチョス五種盛り」です。
ピンチョスとはスペイン料理で竹串に刺した一口のおつまみです。
スタッフと繁盛している串かつ店を回って豊からしくアレンジしたものです。
本マグロのとろや比内地鶏を使ったプチ串かつです。

メインはやはり「イベリコ・ベジョータのロースかつ」です。
あらゆる豚を食べましたがやはりイベリコ豚は別格です。
涙が出るほど美味しいとんかつです。
通常と違ってフィンランド製の華やかなとんかつらしからぬお皿に盛り付けました。

さらにだし茶漬け、デザート、コーヒーをセットにしています。




ここにたどり着くまでは色々と考え抜きました。

どこにもないとんかつを作ろう!と思って始めましたが、
どこにもないとんかつというのはニーズがない可能性が非常に高い。
つまりあり得ないとんかつは売れないということです。
例えば、夏だから冷やしとんかつ・・・一見聞こえはいいですが、1~2ヶ月一度食べるとんかつ
をわざわざ味の想像もつかない“冷やしとんかつ”を食べるだろうか?ということです。

私なら絶対に外れのない極めてスタンダードな商品を選ぶと思います。


市場規模の非常に大きな場所、例えば東京の大都市部などであればそうした奇をてらった商品も売れる可能性はあります。
またこれが缶コーヒーのように毎日でも口にするもので、単価が低いものであればまだ可能性はあります。

しかし私が商売している場所は市場規模も大きい場所ではなく、極めて保守的なエリアです。
単価も決して低くありません。
買上頻度が低く、低単価でないものは、マーケティングの王道を行くべきなのです。


ソースをつけない「塩とんかつ」は「どこにもないとんかつ」として確立されつつあります。
ゆえにわざわざ冒険をするとすれば、塩とんかつ=とんかつ豊かと誰もが認知してからでも遅くはないのです。あの「かっぱえびせん」だっていろいろな味のバリエーションが出るまでには相当な時間を要して、浸透しきってから始めたものです。
先駆者から学ぶことはたくさんあります。


そんなことを考えてのとんかつ豊かの新商品は、私の得意を生かした商品です。
あらためて自分の得意なことは何かを考えてみました。
食材を探してくること。
食材の組合せを考えること。
食器選びのセンス。
盛り付けのアレンジ。
そして“パクリ”。


私は料理人ではありませんから料理作業そのものではありません。
料理技術が足りない分を補うだけの素材を集めています。


新商品がどういう動きをするかは、やってみないと分かりませんが、
あせらずに大切に大切に育てていきたいと思います。
[PR]
by tonkatsuyutaka | 2007-07-07 09:53
<< 第32話 求人で感じること   第30話 売上が伸びないときに... >>