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コンサルタント会社を経て、とんかつ豊かを起業した飲食マーケッター小林孝志のブログ

第123話 近頃、異常にプラス発想です!
私はもともとマイナス発想人間ではないのですが、さりとてプラス発想人間といわれることもなく、
いわば何か起こるたびにその都度考えるバランス型人間でした。
しかし2年前に死にかけて以来、超プラス発想になりました。
そして今はプラス発想が異常に加速中です。


先日、ある女性新人スタッフに対して少し厳しい口調で仕事の考え方を伝えました。
それは厨房内で少しでも余裕があれば仲間のフォローに入るように、といったことです。
小さな店で最小の人数で運営している店です。
決して自分の持ち場を完璧にすることだけでは成り立ちません。


私は新人が入ると、研修期間はできる限り一緒の現場に入ります。
作業は全て教育スタッフが教えます。
私は新人スタッフの姿勢やほんの些細な仕草などをチェックして、
チームワークの重要性や優先順位のことなど仕事に対する私の考え方を伝えています。


しかし今月に入って私は体調不良で現場にほとんど入れていません。
その新人スタッフと一緒に現場に入ったことはほとんどありませんでした。
とてもやる気と学ぶ気を持っている学生です。
しかし教育の初動で仕事の心構えを伝えられずに、コアがずれてしまうと、
後から修正することは困難です。


少々言い方が厳しかったかなと思い、仕事が終わってからメールをしました。
内容的には
・作業のスピードよりも正確さ、確実さに重点を置いて欲しい
・期待していますよ
そんな感じです。

これに対して彼女から返ってきたメールは
・盗めるものを盗んだら去る身です
・人によって教えることがまちまちです
・常にせかされている気がします
・期待しないで下さい
といった内容でした。

そして話をしたいので時間を下さい、とありました。

普通なら、辞めると考えるでしょう。
しかし私は心の底からスゴイ!と思いました。
辞める可能性もあるとは思いましたが、それよりもどうしても残ってもらうべき人だと思いました。


翌日、直接会って話をしました。
「盗めるものを盗んだら去ると書いてあったけど、そんなん当たり前やん。
逆に盗むぐらいの気持ちできてもらったほうが上達が早くて助かるねん。
ただし、きちんと盗むには最低でも半年はかかるで。中途半端に盗むんじゃなくて、
徹底的に盗みきってや。盗まれるものがちゃんとある方がこっちとしては嬉しいしな」

「みんながそれぞれに新しい人に教えようとする行動自体が嬉しいわ。みんな成長してるなぁ。
教えるのがまちまちなのは作業の根幹じゃなくて、きっと些細なことやろ?
みんな工夫して自分なりのやり方やタイミングがあって、その方が楽だよと教えてくれる
わけやから、それはありがたく聴いて一度試して自分に合うかどうかを決めるのがいいよ。
せっかく教えてくれたことは一度はやってみてあげてや。そうせな教えた側は悲しいで」

「せかすのは他のメンバーがみんなやる気満々の証拠。
自分がやればもっと上手く早くやれるのに、と思ってんねん。ある意味では良きライバル関係。
みんなそういう環境の中で切磋琢磨して作業を覚えたんやから、君もそこにノったらいいよ。」

「君に対する期待というのは、長く勤めてくれということじゃないで。だって今から卒業までいても
せいぜい1年ちょっとやん。そうじゃなくて君の学ぶ姿勢に期待してんねん。
小さなことまで質問したり、それこそワインにまで興味を持ったり、そうした姿勢をもっとみんなに
見せて欲しいというのが君に対する期待やねん。
こうやって経営者に1対1で食らいついてくること自体、俺はほんまにすごいことやと思ってるで」

こんな話を1時間くらいしました。

さすがに彼女も豆鉄砲を食らったみたいな表情をする場面もありましたが、
これが今の私のホンネです。


来月以降の話をして頑張ってくれることを約束してから彼女は満面の笑顔で帰りました。



物事、何でも捉えようです。
マイナスで捉えると全ては下降線にしか向かいません。


私は26日(月)から国立循環器病センターに入院することになりました。
検査のデータが尋常でないということです。


12月は私がまったく不在のシフトを組めました。
金銭の管理も全てスタッフに任せます。
毎日、病室まで報告に来てくれます。


それは本来、私が目指していた運営スタイルです。
たまたま私の居場所が病室というだけ。
でも入院させられないと、いつまでも俺がいなきゃ・・・とでしゃばっていたに違いありません。
店や家にいるといろいろとやるべき雑用がありますが、病室ならそれがありません。
一気に本を書き上げるには最高のチャンスです。
しかも健康の心配をしなくていいのです。


ピンチが大きければ大きいほどチャンスも大きくなる!
プラス発想を通り越して、のうてんきとも言えるほどハッピーな気分です。

しばらくブログはお休みしますが、退院しましたらまた報告します。
しばしお待ちくださいませ。
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# by tonkatsuyutaka | 2007-11-24 14:53
第122話 病状報告も兼ねて、医者から学んだこと
読者の皆様には大変ご心配をおかけしています。
なかなかブログ更新パワーが出ずにいます。
先週の土曜日は宮内亨さん、佐藤勝人さん、古市編集部長をはじめ数多くのメンバーから異常なパワーをもらい少々回復傾向だったのですが、残念ながら持続には至りませんでした。

しかしこのまま何もしないままだと、入院したんじゃないかとか、死んじゃったんじゃないかとか、
逆に余計な心配をおかけしそうなので久々に病状報告も兼ねて更新させていただきます。


何に弱っているかというと、
発熱です。

もうかれこれ4週間ほどになるでしょうか。
ひどくなったのはここ2週間ほどです。
発熱といっても結構激しくて、大体37度後半、時に39度5分くらいまでの発熱があります。
それを強力な解熱剤で一日中コントロールしています。
一日に何度も何度も熱を計りながら、37度5分を超える前に薬を飲みます。
ただし飲んでいいのは1日3回まで。
あまり上がりすぎると熱を下げるときに1時間のうちにTシャツを5枚くらい換えないといけないほど汗をかくので、すごい体力を消耗します。
かといって上がりきる前だと、薬の副作用が強くなります。
きちんと用量を守っていても強力な薬なので、口の中は口内炎だらけです。(現在8個)


ただし、熱が下がっている間の6~7時間というのは極めて普通です。
電車に乗って会社に来て、事務処理なんかもできますし、店に立つこともできます。
また食欲が全く衰えることがないので、普通にどんどん食べてエネルギーはたっぷりです。

そんな中で私はほとんど店に入ることなく、メンバーにどんどんシフトをチェンジしてもらい、
売上はずっと好調維持。

この売上と落ちない食欲が今の私を支えています。



で、問題は原因です。
実は何にも分かっていません。
行きつけの国立循環器病センターでも不明。
風邪ではないかと淡い期待を抱いて行った個人開業医でも不明。
大阪大学付属病院に行って診察を受けましたが、診察段階では不明。
ただ阪大では貧血になるほど大量の血液検査の検査結果待ちというのが現状です。


わかっていることは体の中に大きな炎症が起きているということ。
しかしそれがどこで、なぜ起きたのか?治療法も含めて謎だらけです。


私は子供の時からよく熱を出していました。
大人になってからも扁桃腺で6ヶ月にわたって40度を超える発熱を体験しています。
冬の富山で41度のまま2時間講演したこともあるくらい、熱には強いようです。


しかし、以前のブログにも書いたように「原因不明」が怖いのです。


経営コンサルタントをしていると、店や会社の売り上げが落ちた原因というのは
何が何でも突き止めます。
原因と思われる事案については徹底して調査するか、
人格にまで踏み込むほどのヒヤリングをします。
7年間のコンサル生活で自分がメインでかかわった支援先に、
市場環境のせいだとか、景気のせいなんて無責任なことは言ったことはありません。
ましてや「原因不明」なんて報告をしたことはありません。


ところが医師は「原因不明」で片付けます。
もちろん、国立循環器病センターのように現状では不明という判断はありです。
しかし、今回個人開業医で受けた「原因不明」はひどいものでした。

国立循環器病センターに通っているのですが、向こうでは風邪やインフルエンザについては
わからないので、その診察をしてください。といったにもかかわらず、知らず知らずのうちに、
血液検査とレントゲン、検尿、エコー検査までさせられました。
血液検査にいたってはいつもの病院なら30分で分かる内容が2日後にまた来いという。

結局、請求された治療費=検査費は8000円です。

それで2日後にいっていわれたのは
「うちではわからんので、大きな病院に紹介状を書きますわ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あんたにはわからないということは最初からわかってるよ!
風邪の診断に必要と思って検査を受けたのに、金返せ!!!!!
んでまた紹介状代をふんだくる気かぁ?????
「要りません。循環器病センターでもらいます!」
「はぁ、そうかい」


医療の現場ってこんなもんです。
3割負担で8千円ということは、「わからん」というために健康保険を1万8千円以上使い、
病院はホクホクということです。


阪大病院でも診察した医師が
「うちの科で診ていいのかなぁ」なんて意味不明のことを言ってます。


最終的に頼れるのは、本当に親身になって、患者のことを考える医師です。
それよりもっと頼れるのは自分自身です。
自分の体調については自分で管理するしかないです。



おっ、熱が下がったところで下がにぎやかになってきたぞ。
着替えて応援に行ってきます!!!!!
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# by tonkatsuyutaka | 2007-11-20 19:38
第121話 愛に満ち溢れた鬼の巣?
昨日は今年最後の同文舘出版様の出版会議。

いつも司会進行を進める船井総研コンサルタントが出張で不在のため、
宮内亨氏が冒頭一発目の司会進行を担当。

いつも隅の方でイライラして見ているから、まずは見本を見せてやる!という宣言通り、
芸術的ともいえる進行で決着。

古市編集部長もその気合いに乗せられ、鬼モード全開!
ドスのきいた声で、口調を強めながら企画書をバッタバッタと斬りまくり・・・
私が連れていった阪大生星山君は顔を上げるのも怖いという雰囲気で縮こまっています。



しかしこの場は決して人をコケにする場ではありません。
精神修行の場でもありません。

能力と知識を持った人間の思いをどうすれば書籍という商品にできるかを、
同じ思いで集まる者同士で真剣に議論する場です。

言葉が多少荒くなろうが、声を少々荒げようが、
そこにいるメンバー全員の思いは見事に一つです。

特に宮内氏は全身全霊で愛情をこめて発表者を支援します。
書籍化への道が難しいと思われる案件でも、その人そのものに介入して、
古市編集部長との接点を見つけようとします。

「意識を物質したものが商品である」という言葉をまさに地で行く商品化へのフォローです。



そんな中で出席者のコンサルタントが、安易な発言をしました。
ある人の発表に対して「せっかくなら1冊目につなげた形で2冊目を書けば…」といった趣旨です。
その無責任な発言が宮内氏の逆鱗に触れました。
「自分にできないことを無責任に言うな!お前の本が売れなくて迷惑してる人が目の前に
いるんさ!そんなことにも気付いてないやろ。だからお前はだめなんさ!!!」

その顔はまさに“鬼おやじ”の顔です。

怒鳴られて不貞腐れてしまった彼。



その緊迫しまくった雰囲気で発表する私・・・
しかし私の企画自体は古市編集部長にも受け入れられ、また宮内氏からもべた褒め…
にやつく私・・・


そんな中でまた宮内氏が先ほどのコンサルタントに追い打ちの突っ込みを入れます。
すると彼は完全に不貞腐れた表情で
「それは関係ないと思います・・・」とやけ気味に言い返します。
それに対して宮内氏は、先ほどより語気を強めて、
「ほら見ろ、お前はすべてを別々に見てるんさ。全部お前のことやないか!!!」

そんなやり取りが続き、さらに口調も表現もぐんぐんエキサイティングにヒートアップ。


完全に笑顔が引いて、怒鳴り散らす“鬼おやじ”の横に立ちつくす私・・・


しかしその直後に宮内氏から思いがけない言葉が・・・
それは、

「俺はお前のことが好きなんさ。かわいいんさ。立ち直って欲しいんさ。だから言うんさ。
俺以外に誰もお前にこんなこと言ってくれんやろが?俺だって言いたかないさ。
でもかわいいから言うんよ。いい加減に目を覚ませ!!!!!」


会場にいた誰もが感じていたのは、宮内氏の父性愛です。
いまどきの若者は見たこともないような、激しく、深く、広い愛情です。



そして会議が終わった後も不貞腐れた表情のままの彼の横に座り、じっくりと話を聞いていたのが
サトーカメラの佐藤勝人さんです。

彼があの場で言いたかった苦悩を真剣に耳を傾けて聴き入っています。
まるでおやじに問答無用で怒鳴り倒された弟をいたわるお兄ちゃんのようです。



出版会議という場でありながら、マーケティングの世界で実績を残す二人の達人から
愛情の大切さを学びました。



私はその二人から直接愛情たっぷりに仕込まれました。

まだまだ未熟ながらも、経営に本当に大切なものは、
目先の知恵やアイデアではなく、
愛すべきスタッフとともに、商品を通して、愛情をこめてお客様に喜んでもらうことです。



「命」→「愛」→「商品」→「金」が生きること。

難しくて理解できなかった宮内氏のことばが、
ようやく自分のものになりつつあることが実感できました。
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# by tonkatsuyutaka | 2007-11-18 20:52
今しばらくお待ちください。
いつもご愛読いただき、ありがとうございます。

少々体調が悪く、なかなか更新ができていません。

ご心配をいただくようなことではありませんが、

一日も早く体調復活!ブログ復活を目指しております。

もう少しだけお待ちくださいませ。



とんかつ豊か
小林孝志
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# by tonkatsuyutaka | 2007-11-17 03:56
第120話 自分の言葉は自分の体に響き渡るものです
昨日、店の大家さんと話をしていて気づいたこと。

それは私がいつも上から押さえつけるようにものを言うのではなく、
相手に気付かせるように話を進めようと心がけているということです。


コンサルタントの駆け出しの頃は、経営のことも販促のこともイマイチ分からないまま、
先生と呼ばれる以上に力をいれて、先生ぶっていました。
そのため提案の仕方も話しぶりも全て上からです。

お客様である経営者を前にして、知識にも知恵にも全てにおいて劣ってることは分かります。
それでも一生懸命食らいついて、経営者の話をしっかり聴いた上で、
自分なりに出した答えを伝えねばなりません、
その時にはカラ自信でもいいから言い切らないとやっていただけないという思いが強くありました。
またそれは事実だと思います。

頼りない若造が「こんなんでは・・・?」「じゃぁこんな方法ではどうでしょう・・・?」
そんな口調ではクビになります。

知らないなりに出した答えでも「こうやらないとうまくいきません!」
と言い切る必要がありました。
今にして思えば、それはある意味で必要悪なのかもしれませんが・・・



コンサルタントとしての経験も十分に積んで、リーダーを任される頃になって、
完全にスタイルが変わりました。


相手の話を徹底的に聴くという点では変わりません。
しかし、そうして話を聴きながら私なりの仮説を早い段階で立てていきます。
それは経営者自身の内側にある「触れられたくない問題点」または「気付いていない問題点」
のいずれかです。


船井総研にかなりの金額を支払って経営相談をしようという経営者です。
内なる問題点を抱えている経営者はとりわけ業界や地域性の問題に転化しようとします。
今、業界でうまく行っている方法や良い知恵をいただければ、
内なる問題点を改善しなくても済む・・・
そうしたお客様が少なからずいらっしゃいます。


しかし、他人の成功事例や小手先の知恵など、続くはずがありません。
自分自身が問題を解決しない以上、実践が伴うはずがありません。


しかし、その問題点に気付いたとしても、上から目線でガツンといってしまうと、
永遠に信頼関係は気付けないものです。


ゆえに私は一通りの情報を聴き出せたら、次は相手に質問をしていきます。
その質問の行き着く先は、内なる問題点です。

そうして、私が問題点を指摘するのではなく、相手に自分自身の問題点に気付いてもらうように
質問を通じて導いていくのです。


そうすると、相手は自分で答えを見つけたと思っていただけます。
自分で言ったことだから、それにしたがって動けるようになるのです。

コンサルタントは親兄弟でも師弟関係でもありません。
あかの他人同士です。


いきなり土足で相手の人格にまで踏み込むと、必ず拒絶されます。
それが言い切り型です。
キャラ的にそのやり方が合うコンサルタントもいることは事実です。
しかしそうしたスタイルの人はお客様との関係が長続きしないものです。


私は相手に会うとまずは今抱えている悩みや問題を聴きながら、5年後10年後の夢を聴きます。
そうしてその不一致を起こしている内なる問題点を探り当てていきます。



ある飲食店経営者に質問をしていくと、経営うんぬん難しい話をしながらも、
この事業を通してやりたいことは
「モテたい!」
でした。
別の今日、明日の資金繰りに苦しみぬいていた飲食店経営者に質問をすると、
「店の敷地内に温泉の出る保養施設を作りたい」
でした。


二人とも私よりも随分と若い経営者ですが、今や大繁盛をされています。
あらゆる企業、そして地元民から「モテモテ」状態になっているし、
場所は違えど社員向けの研修所を作られたそうです。


自分の口から出た言葉はきっと自分の体の中に響き渡るのでしょう。
他人から上から言われた、まず拒絶から入ります。



スタッフとの関わりも自分が得意な質問型を取り入れよう!

そんな風に思った大家さんとの話でした。
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# by tonkatsuyutaka | 2007-11-13 13:26